2020年12月25日

メリークリスマス!

 師走の寒さにもめげず、花びらが幾重にも重なった赤や白やピンクの大輪のバラが咲いています。
 それでもあたりがさびしげに見えるのは咲いている花の数が少ないからでしょう。

 そんな、冬の風情が漂う芝公園のバラ園のそばを通り抜けていたら、片すみに小さなクリスマスツリーを見つけました。

 高さは子どもの背丈ぐらい。双子のようになかよく並んでいます。
 かわいいですね。

 もうクリスマス。
 家ですごすことの多かった、いろいろたいへんだった1年も残り少なくなりました。

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 Tamiちゃんの四十九日の法要は12月23日におこないました。実際の法要の日は新年そうそうになるので年内に前倒ししたのです。
 
 Tamiちゃんが亡くなってから、通夜、お葬式、初七日、四十九日法要とおこなってきました。このコロナ禍のご時世ですので、SatoshiとSakura、わたしの、身内がおもの追善供養となりました。心のこもった法事だったと思います。

「いろんな思いはあるけれども、まあ、やっとひとくぎりついたような気がするよ」
 Satoshiがしみじみと言います。
 Sakuraは導師様とお話をしているうちに涙ぐんだりします。気持ちが落ちつくのはまだ先のことでしょう。

 そして翌日、24日のクリスマスイヴ。

 わたしたち3人はクリスマスを舞台にした古い映画を見ながらシャンパンをあけ、まるごとローストチキンを切りわけてかじりつきました。

 厳格な糖質制限をしている1型糖尿病のSakuraは、
「わたしは食いしん坊なのよ。たまには息抜きしなきゃ!」
 と気勢をあげ、まず食べる予定の量の糖分を計算。それに見合ったインスリンがインスリンポンプから自動的に体内に注入されるように調整してからぱくぱく食べていました。

 パーティーの〆は大きなクリスマスケーキ。
 4つに切り分けて(1切れが2人前くらいあります!)、1つは甘いものが大好きだったTamiちゃんへ。彼女のお気に入りのヒイラギが描かれた12月のお皿がクリスマス気分を盛りあげます。

 残りのケーキはそれぞれがぺろりと平らげてしまいました。
(翌日25日、Sakuraは血糖値が上がってしまったそう。ううう)

 いやー、みんな一気にタガがゆるんでしまったみたい。
 おそろしいですね。

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posted by shebrokeherwrist at 22:57| Comment(0) | 女性シニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月03日

さようなら、Tamiちゃん

 赤や黄に色づいた葉が風に舞う11月の中旬、SatoshiとSakuraの母親、Tamiちゃんが永遠の眠りにつきました。97歳でした。

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 食欲もやや戻っていたように思います。看護師さんや介護士さんたちも、「Tamiちゃんの地力はすごい!」と感心していたと聞きました。 

 亡くなる前々日、SatoshiとSakuraそしてわたしは、コロナ禍のためごく短い時間でしたが、3人で交代しながら接することができました。Sakuraが耳もとで歌う『うさぎのダンス』のタラッタラッタラッタにあわせて、彼女の口もとも小さく動いていました。

 Sakuraはその翌日もTamiちゃんに会いに行っています。

「じゃあ、わたしは買いものに行ってくるからお留守番しててね。おみやげはなにがいい?」
 帰り際にSakuraがそう声をかけると、Tamiちゃんは、
「プリン!」
 と言ったそう。それが最後の会話です。

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posted by shebrokeherwrist at 15:31| Comment(0) | 女性シニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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