2019年11月23日

もし、もう1人ダウンしたら

 ちょっと前になりますが、11月20日の水曜日は二の酉でした。
 
 その日の夕方、Satoshiとわたしは来る年の幸せや家内安全を願って十番稲荷神社にお参りしました。地元の人々に親しまれる十番稲荷神社は港区のなかで唯一酉の市が斎行されている神社です。
 
 わたしたちは、去年の三の酉の日に受けた熊手を納め、新しい熊手を手にしました。

 福をかき集めるというお守り熊手。年々大きいものに換えていくとよい、といわれますが、手にしたのは去年とほとんど同じ、おかめやタイなどの縁起ものをあしらったかわいいものです。

 酉の市バザールでは、麻布十番商店街のスタッフ手づくりのお団子やお好み焼きなどの屋台が賑わい、射的やコリントゲームで子どもたちが楽しそうに遊んでいました。

 おだやかな冬の日の古いお祭り。つかの間のんびりした気分にひたります。

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 Sakuraは見た目はだいぶ元気になってきました。思考もしっかりしています。

 いまは自分で毎回血糖値を測る一方、体に装着した装置によって自動的にも測定しています。
 ただ、インスリン注射をしているのに血糖値がやや高かったり低かったり安定しないようです。

 貧血も懸念されています。胃や腸に続いて膵臓の精密検査も受けました。この1週間、頸動脈エコーや副腎の内視鏡、神経電動速度などいろいろな検査が続いています。

 この約1か月、わたしはおもにSakuraにつきそい、Satoshi は要支援2の体にムチ打って(!)96歳の母TamiちゃんとSakuraに目を配り寄りそって、なんとか乗り切ってきました。 
 
 そんなある日、彼女が入所している施設から今後のことについての連絡があったのです。
 
 Tamiちゃんが体調をくずして入院し、退院後リハビリのために入所したのは8月末のこと。もう一区切りとなる、3か月がたちました。
 彼女はいま要介護5です。

 対応しなければならないことが次々と待ったなしでおきます。

「もしまた誰かが病気になったら、どうなっちゃうのかな?」
 面会に行ったとき、Sakuraが11階の病室の窓から自分の家の方向を眺めながらわざと冗談っぽく話しかけてきました。

 こら。縁起でもないこと言っちゃだめ。いまはみんなで元気をだしてがんばらないと、ね。

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posted by shebrokeherwrist at 23:08| Comment(0) | 女性シニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月16日

思い当たるふしがなくても発病する……

 公園の広場を囲む木々の葉っぱが赤や黄色に変わっています。

「朝はまだ暗いしちょっと寒いけどね、だんだん明るい光が広がっていくのでけっこういい気分だよ」
 久しぶりに早朝の散歩に出かけたSatoshiは、秋の名残の閑寂な景色を目にして満足げ。

 昼間でも吹く風がひやっと感じるようになりました。
 もうそろそろ冬ですね。

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 Sakuraは一般病床に移りました、
 病名はいまもまだ医師からははっきり告げられてはいませんが、急に発症するあまり一般的ではないタイプの糖尿病、という見立てです。

 倒れたその1週間のことなのか、あるいはもう少し前からなのかよくわかりませんが、彼女の血糖値は高めに変わっていたようです。

 ふだんSakuraはほとんど甘いものを口にしないのに、部屋には甘いジュースのパックがたくさんありました。

「とても喉が渇いていて、この世にこんなにおいしいものがあったのか、と思いながらゴクゴク飲んでいたの」
 と、あとになって話しています。

 甘いものをたくさん飲んだことで血糖値がグッと上がります。その後気を失って倒れ、2日ほどなにも口にしていない状態でしたから、血糖値が急激に下がってしまったようです。

 ひどい低血圧や貧血、肺炎、腎臓の働きの低下などいくつかのわるい要素も重なっています。貧血については、胃や大腸小腸の精密検査を受けましたが胃腸に問題はありませんでした。

 いま彼女は糖尿病・内分泌内科でインスリン注射(自分で打ちます)による薬物療法や、合併症を調べるための眼科などの受診、リハビリに取り組んでいます。
 いろいろな検査が来週いっぱい続きます。

「焼き魚、あえもの、玄米ご飯……。これって、いままでのわたしの食事そのものじゃないの!」
 昨日Sakuraは、糖尿病について書かれたパンフレットにある、理想的とされる食事例を見ながら合点がいかないような声を上げていました。

 ふだんから体によい食事をとっていても、身内に糖尿病の人がいなくても、糖尿病になることがあるのです。
 こわいですね。

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posted by shebrokeherwrist at 22:12| Comment(0) | 女性シニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月07日

意識が戻ってから、回復がはやい

 近くのマンションの広場にシイの実が落ちていました。
 シイの実はドングリの仲間の一種。小さめですが、ドングリらしくころんとしてかわいい風情です。

 まだ小さいころ、父といっしょに出かけたときに焼いたシイの実を買ってもらい、食べたことがあります。
 
 シイの実の入った紙袋はほんのりとあたたかく、殻を割ると小さな白い実が出てきました。
 口に入れると、ちょっとかたくて甘みもほとんどなかったけれどもほくほくと素朴な味わいがしました。

 広場に落ちているシイの実は食べられるシイの実でしょうか。
 見ていると、はるか昔の初冬の思い出がよみがえります。

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 先回も書きましたが、10月28日、Satoshiは妹のSakuraが自宅で倒れているのを見つけました。
 彼女が新宿にある大学病院の救命救急のICUに緊急搬送されてからもう11日たちます。

 低血糖、低血圧、感染による肺炎、そのうえ腎臓の働きも……、
 入院した翌日から口から人工呼吸器が挿入され、血液の透析もおこなわれました。

 Sakuraは医療機器や点滴のルートにつながれてじっと横たわっていました。1週間ほど前に、わたしたちの呼びかける声に答えるように、ふっと目を開けるまで。

 そのときから、まだ人工呼吸器を挿入していたので声は出せませんが、頭や目の動きなどを見ながら意思の疎通らしいことができるようになったのです。

 それからはわりあいよい具合にすすんでいます。
 人工呼吸器が外れたのは3日前です。いまはまだしゃがれ声ですが話すこともできます。透析も終わりました。

 SakuraはまだICUにいます。
「あーあ、とろみをつけてない、おいしい水が飲みたいなぁ」とか、「ガリガリ君が食べたいの」などと口ばしっています。

 一般の病室に移るのももうすぐです。

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posted by shebrokeherwrist at 22:24| Comment(0) | 女性シニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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