2019年09月22日

Satoshi、Tamiちゃんに腕をペシペシとたたかれる

 96歳のTamiちゃんはいま、背中をちゃんと立ててベッドの端や車椅子に座れます。
 足もうまく上げ下げできます。このあいだは、ほんの一瞬のことでしたが自力で立つことができたそう。

 この1か月、食欲がだいぶ戻ったことや毎日のリハビリのおかげでしょうか。

 入院していた約3週間はずっと寝たきりの状態でしたし、退院して老健に入所したころは体全体に力がなく、ぐにゃっとした感じでしたから。

 Tamiちゃんは、ついさっき自分がしたことや、いつかのあれやこれやは忘れてしまいなにも覚えていませんが、SatoshiやSakuraと対面しているときはすごくしっかりしていて、ふつうです。

 自分の思うままに暮らしてきた彼女は、1日をおおまかなスケジュールに沿ってすごしたり、看護師さんのケアや、他の入所者さんとの交流などがある生活になかなかなじめないのか、会いに来たわたしたちに、はやくここを出て家に帰りましょう、となんどもなんども訴えます。

 先日、Satoshiはいつものように、なだめるように、
「もう少し元気になったら一緒に帰ろうね」
 と声をかけました。

 するとTamiちゃんは車椅子からぐっと身を乗りだし、手を伸ばしてSatoshiの腕やひざをパンパンと強くたたいたのです。

「いやー、ほんとにだいぶ力がついてきたみたいだね。でもすごく怖い顔だったよね。ふぅ」

DSC_56792.jpg

 あ、これは、ヤマハギ?
 HPの見ごろ情報に載っているヤマハギの花と目の前にあるピンク色の小さな花を見比べます。こんなふうに草花をちょっと調べるのも楽しい。

 金曜日の午後。
 お天気もまあまあ。空気もさわやか。

 この日は理学療法士さんの所用のためリハビリがお休みに。
 ふってわいたせっかくの時間。白金台にある国立科学博物館付属自然教育園にやって来ました。

 秋の虫が鳴いています。
 雑木林の方からツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきますが気のせいかもうそんなにうるさくありません。

 道端の草むらにはナンバンギセルやキキョウなどがひっそり咲いていました。ひょうたん池のそばではススキが風に揺れています。

DSC_56771.jpg

 3時すぎに、持参してきたカヌレやピーカンナッツのスコーンなどをお茶うけにティーブレーク。
 ヒルズにあるラ ブティック ドゥ ジョエル ロブションのベーシックなお菓子やパン。やわらかい味わいが口に広がります。

 大きな石のテーブルや木のベンチにうすい木漏れ日があたっています。
 初秋の野や林はおだやかでわびた雰囲気です。

 そういえば先日、怒りのTamiちゃんにはたかれてから、Satoshiはなんとなくしょげ気味です。胃も痛むそう。
 ストレスを感じているのですね。
 
 みんながいろいろな思いを抱いたまま、季節がまた移っていきます。

DSC_56761.jpg
posted by shebrokeherwrist at 21:02| Comment(0) | 女性シニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
よろしかったらクリックお願いいたします ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村